踏み込みの深い味。

踏み込みの深い味と浅い味があると思ってます。

踏み込みが深いとは、、

例えば、
剣で。
相手の喉元を突いた時に、既に相手が自分の脇腹に居て、自分の喉元に剣を突き付けられており、動けない自分は
「お、おぬし。。やるな。」と言い。

向こうは「ニヤリ」と笑う場合である。

そう言うやり取りが「味」にもある気がしてる。
だから、万人受けするレストランで、万人に受けるだろうメニューのご飯を食べると、その味は確かに美味しいんだけど、、
その一歩先。

ん、、、
これは、これは、
なんか、もっとこっち来てくれよ!!
ムズムズする感じ

まるでそれは。。

誰に言ってるのか分からない台詞。

ブンブン振り回して、当たらないパンチ。

ちょっとしか辛くないキムチ鍋。

のように、、
こう、、、

「踏み込みが浅い!」
と思ってしまうのです。

その裏にはやはり自分は「もっと踏み込んできてくれ!」と、思っているものと思われます。

いや、味の話ですけどね。

それがね、、発見したんですよ。

踏み込みの深い店。

インド料理屋なんだけど、
お店は基本的にガラガラで、
でもその前を通る時に香る匂いは本格的で。。

よし!
と、試しに入ってみたら、、
頼んだ料理、多すぎ、
そして味は
「ふ、深すぎる、貴様!やるな!」
という感じ、
次の瞬間からファン。

なんだろうこの現代社会にソフィスティケイトされていない、まるで、野性、焚き火、山の呼び声。

もう、剣に例えますと
抜く瞬間、鞘に手を当てた途端に、相手の手が押さえてくる感じといいますか。。

「抜く必要があるの?」

それはまさに、踏み込みの圧倒的な深さ!
現代的な省略言葉で言いますと、

「深っ!」なのです。


でもね、残念な事に

この「深っ!」にみんな気づき始めていて、、

店が混んできてるんですよ。


みんなが気づき始めると、その店の忙しさや、飛び交うお金の魔力で、2店舗目が出来たりして、、
往々にして、

「深っ!」
「浅っ!!」

に簡単に変わってしまう可能性があり。

俺はビクビクしてる今日です。

0コメント

  • 1000 / 1000